監修:日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野 教授 大久保 公裕 先生
問診や検査でアレルギーの原因(アレルゲン)を特定できたら治療に入ります。アレルギー性鼻炎の治療には、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を薬でおさえる薬物療法(対症療法)と、アレルゲンを少量から投与して体をアレルゲンに慣らしていくアレルゲン免疫療法があります。この2つの治療法に加えて、こまめに掃除をしてアレルゲンを除去したり、マスクやゴーグルをつけてアレルゲンを回避して、症状が出ないようにすることも大切です。アレルゲン免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる治療法で、長期にわたって症状をおさえたり、症状を和らげたりすることが期待できます。注射でアレルゲンを含む治療薬を投与する皮下免疫療法と、舌の下(したのした)で行う舌下免疫療法があります。
舌の下(したのした)で行う舌下免疫療法を希望される方や、もっと詳しく知りたい方は、こちらから近くの医療施設を検索して、先生に相談してみましょう。